講師心得に反するありす
2004年3月16日 恋愛彼に、塾で仕事を始めたときに配られたという「講師心得」という小冊子を見せてもらったんです。
そこには、講師が守らなければならない決まりが色々書いてあって、あるページには特に強調されてこう書いてありました。
禁止事項
・生徒(卒業生含む)と私的な交際をする事
・生徒(卒業生含む)と電話番号、メールアドレスなどを交換する事
以上の行為があった場合は、退職していただきます。
・・・。
私の彼は、やっぱり私のことがバイト先に知られたらクビみたいです。
それにしても、校長にバレそうになってたのは本当にやばかったんですね・・・。
そこには、講師が守らなければならない決まりが色々書いてあって、あるページには特に強調されてこう書いてありました。
禁止事項
・生徒(卒業生含む)と私的な交際をする事
・生徒(卒業生含む)と電話番号、メールアドレスなどを交換する事
以上の行為があった場合は、退職していただきます。
・・・。
私の彼は、やっぱり私のことがバイト先に知られたらクビみたいです。
それにしても、校長にバレそうになってたのは本当にやばかったんですね・・・。
バレンタインに告白してから、一ヶ月が過ぎました。
ホワイトデーの日は、ちょっと遠出して、二人で原宿に行ってきました。
私は今まで原宿って行った事なかったんです。
竹下通りって、可愛い服が売ってるお店がいっぱいあるんですね。
私は昔から、フリフリの服に憧れてたんですけど、私がああいうの着てみたいなって言ったら、彼は今度給料が入ったらああいうの買ってやるよって約束してくれました。
嬉しいです。
この日、彼はちょっとふんぱつして高級ブランドのチョコレートを渡してくれました。
でもね、可愛い服よりも、高級チョコレートよりも、本当はもっと欲しいものがあるんです。
ホワイトデーの日は、ちょっと遠出して、二人で原宿に行ってきました。
私は今まで原宿って行った事なかったんです。
竹下通りって、可愛い服が売ってるお店がいっぱいあるんですね。
私は昔から、フリフリの服に憧れてたんですけど、私がああいうの着てみたいなって言ったら、彼は今度給料が入ったらああいうの買ってやるよって約束してくれました。
嬉しいです。
この日、彼はちょっとふんぱつして高級ブランドのチョコレートを渡してくれました。
でもね、可愛い服よりも、高級チョコレートよりも、本当はもっと欲しいものがあるんです。
「ショータ・・・!」
「ん?」
「・・・先生。」
言えないよう。(泣)
彼のほうも私が必死でがんばって呼ぼうとしてるのがわかっているようで、にやにやしながらもう一回言ってごらん?なんて言うんです・・・。
ああ・・・子ども扱いされてますよね・・・。
「ん?」
「・・・先生。」
言えないよう。(泣)
彼のほうも私が必死でがんばって呼ぼうとしてるのがわかっているようで、にやにやしながらもう一回言ってごらん?なんて言うんです・・・。
ああ・・・子ども扱いされてますよね・・・。
LotR見てきました。
感想は・・・長かったです。(笑)
実はゴラムが好きなんです、私。
卑屈さというか、偏執さというか、そんないじけとところがなんだか原作読んだときからずっと頭から離れなくて病みつき。
変ですよね。(笑)
彼は前二作を観てないらしく、話がいまいち分かってない様子でした。
自分の趣味だけで観る映画決めちゃってごめんね。
指輪物語にちなんでなのか、そのあとにシルバーの指輪買ってもらっちゃいました。
ありがとう、たいせつにするね。
感想は・・・長かったです。(笑)
実はゴラムが好きなんです、私。
卑屈さというか、偏執さというか、そんないじけとところがなんだか原作読んだときからずっと頭から離れなくて病みつき。
変ですよね。(笑)
彼は前二作を観てないらしく、話がいまいち分かってない様子でした。
自分の趣味だけで観る映画決めちゃってごめんね。
指輪物語にちなんでなのか、そのあとにシルバーの指輪買ってもらっちゃいました。
ありがとう、たいせつにするね。
人からほめられるのは、もちろん嫌いじゃありません。
でも、ほめられることがこんなにも嬉しいって感じたことは、いままでにありませんでした。
あの人が、ありすはかわいいよって言ってくれる。
ありすは優しい子だからって言ってくれる。
かわいくなんかないし、優しくもないです。
言われるたびに、私は心臓がどきどきして顔が熱くなってしまうんです。
私にそんなことを言ってくれる人は、今までいませんでしたから。
あの人は、近いうちにまた二人で会おうって言ってくれます。
私も会いたいです。でも、顔が赤くなってるところ、見られたら恥ずかしくて、そのことを言ったら、恥ずかしがってるところを見たいんだよ、なんて言うんです。
真っ赤になった顔の熱が、あの人の手のひらに吸われていくことを想像したら、ますます私の熱は上がってしまうのです。
でも、ほめられることがこんなにも嬉しいって感じたことは、いままでにありませんでした。
あの人が、ありすはかわいいよって言ってくれる。
ありすは優しい子だからって言ってくれる。
かわいくなんかないし、優しくもないです。
言われるたびに、私は心臓がどきどきして顔が熱くなってしまうんです。
私にそんなことを言ってくれる人は、今までいませんでしたから。
あの人は、近いうちにまた二人で会おうって言ってくれます。
私も会いたいです。でも、顔が赤くなってるところ、見られたら恥ずかしくて、そのことを言ったら、恥ずかしがってるところを見たいんだよ、なんて言うんです。
真っ赤になった顔の熱が、あの人の手のひらに吸われていくことを想像したら、ますます私の熱は上がってしまうのです。
昨日の余韻を引きずったまま、今日はとろけた様に過ごしました。
電話したりメールしたり、自分の部屋に閉じこもったまま、あの人のことだけ考えてすごしてました。
いまどき、バレンタインに本気で告白するなんて古いのでしょうか。
古風なのもありですよね。
笑われるかもしれないので、友達には誰にも言わないことにします。
特に同じ塾に通ってるひとには、口が裂けても言えません。
電話したりメールしたり、自分の部屋に閉じこもったまま、あの人のことだけ考えてすごしてました。
いまどき、バレンタインに本気で告白するなんて古いのでしょうか。
古風なのもありですよね。
笑われるかもしれないので、友達には誰にも言わないことにします。
特に同じ塾に通ってるひとには、口が裂けても言えません。
再び、決戦前日のありす
2004年2月13日 恋愛あの人が職員室のドアを開ける。
職員室で待っていた私に気付いて声をかけた。
――どうだった?
私は何も言わず、無言のVサインで答える。
クールに決めたつもりだったけど、私の口元からは自然に笑みがこぼれていた。
やりました!
第一、第二志望とも合格です!
しかも第二志望のほうは、期待もしていなかった理数科(特別進学コースのようなもの)合格というオマケつきです。
塾の校長の言葉を借りれば、「この上無い完全勝利」です!
でも、まだなんです。あと一つ、まだ勝利が足りないんです。
明日、あの人は二人きりで会ってくれるって約束してくれました。
合格を手にした今、私が欲しいものはあと一つだけ。
家で普段お菓子作りなんかしない私が台所でチョコ作りをやっているのを見て、母がニヤニヤしながら寄ってきます。
「ありすにも手作りチョコあげるようなひとができたんだ〜」
余計なお世話です。そのうち祖父まで寄ってきます。
「なんだい、合格祝いの菓子でも作るのか」
どこの世界に自分の合格祝いを自分で作る受験生がいますか。
もう、この家族は・・・。
職員室で待っていた私に気付いて声をかけた。
――どうだった?
私は何も言わず、無言のVサインで答える。
クールに決めたつもりだったけど、私の口元からは自然に笑みがこぼれていた。
やりました!
第一、第二志望とも合格です!
しかも第二志望のほうは、期待もしていなかった理数科(特別進学コースのようなもの)合格というオマケつきです。
塾の校長の言葉を借りれば、「この上無い完全勝利」です!
でも、まだなんです。あと一つ、まだ勝利が足りないんです。
明日、あの人は二人きりで会ってくれるって約束してくれました。
合格を手にした今、私が欲しいものはあと一つだけ。
家で普段お菓子作りなんかしない私が台所でチョコ作りをやっているのを見て、母がニヤニヤしながら寄ってきます。
「ありすにも手作りチョコあげるようなひとができたんだ〜」
余計なお世話です。そのうち祖父まで寄ってきます。
「なんだい、合格祝いの菓子でも作るのか」
どこの世界に自分の合格祝いを自分で作る受験生がいますか。
もう、この家族は・・・。
明日・明後日です。
最後までマイペースを貫こうとおもっていたけど、やっぱりどうしても緊張しちゃいますね。
塾でもらった、いまは片目だけが入っただるまを、そっと抱きかかえてみます。
だいじょうぶ、わたしならだいじょうぶ。
ここで公約してしまおうと思います。
明日・明後日の第1・第2志望校のどちらかで受かったら、あのひとに告白します。
最後までマイペースを貫こうとおもっていたけど、やっぱりどうしても緊張しちゃいますね。
塾でもらった、いまは片目だけが入っただるまを、そっと抱きかかえてみます。
だいじょうぶ、わたしならだいじょうぶ。
ここで公約してしまおうと思います。
明日・明後日の第1・第2志望校のどちらかで受かったら、あのひとに告白します。
笑っていよう。
私は幸せだと信じよう。
生きていることに感謝しよう。
あの人が笑ってくれた。
私のものになんてならなくっていい。
あの人がいたから幸せだ。
そう思うことに決めた。
私は幸せだと信じよう。
生きていることに感謝しよう。
あの人が笑ってくれた。
私のものになんてならなくっていい。
あの人がいたから幸せだ。
そう思うことに決めた。
あの人と、初めて電話で話しました。
話してると時間がたつのも忘れちゃって、すごく長電話しちゃいました。
でも、嬉しかったです。
また話してくれるよね?
話してると時間がたつのも忘れちゃって、すごく長電話しちゃいました。
でも、嬉しかったです。
また話してくれるよね?
先日、タオルをこがして火事をおこしかけたので、加湿器を買ってもらいました。
体感温度が上がっていい感じです。
受験が終わったらホームページ作ろうかなって考えてます。
自作小説のサイト。
作ったとしてもあまり見てくれる人いなくて、自己満足気味のサイトになりそうだけど、それでもいいかなって思ってます。
叶わぬ恋なら、いっそ二人で死んでしまいたい・・・
なんてね。
体感温度が上がっていい感じです。
受験が終わったらホームページ作ろうかなって考えてます。
自作小説のサイト。
作ったとしてもあまり見てくれる人いなくて、自己満足気味のサイトになりそうだけど、それでもいいかなって思ってます。
叶わぬ恋なら、いっそ二人で死んでしまいたい・・・
なんてね。
aikoさん、お気に入り登録させていただきました☆
このまえアドレスを教えてもらって以来、なんだか怖くてまだメールを送ってはいなかったんです。
今日、はじめて送ってみました。
内容は、あたりさわりの無い世間話。
あの人はすぐに返信を返してくれました。
何通か、メールのやり取りをしました。
--------------------------------
先生、彼女とかいるんですか?^o^
いや、いないよ。
中原は?
私も、いません。
--------------------------------
恥ずかしくて、でも嬉しくて、私は一人で携帯を抱きしめたまま、意識だけがどこかに旅立ってしまいました。
このまえアドレスを教えてもらって以来、なんだか怖くてまだメールを送ってはいなかったんです。
今日、はじめて送ってみました。
内容は、あたりさわりの無い世間話。
あの人はすぐに返信を返してくれました。
何通か、メールのやり取りをしました。
--------------------------------
先生、彼女とかいるんですか?^o^
いや、いないよ。
中原は?
私も、いません。
--------------------------------
恥ずかしくて、でも嬉しくて、私は一人で携帯を抱きしめたまま、意識だけがどこかに旅立ってしまいました。
私の母は、今年で44歳になります。
父と結婚した時、母は26歳。
その時、父は32歳でした。
私の父と母は、6歳の年の差があります。
それは、私とあの人の年の差と同じ。
もし、出会うのがあと3年おそければ、私は18歳で、あの人は24歳でした。
もしそうだったならば、私はこんな思いをすることもなかったのかもしれません。
そう思ったら、急に涙があふれてきて止まりませんでした。
父と結婚した時、母は26歳。
その時、父は32歳でした。
私の父と母は、6歳の年の差があります。
それは、私とあの人の年の差と同じ。
もし、出会うのがあと3年おそければ、私は18歳で、あの人は24歳でした。
もしそうだったならば、私はこんな思いをすることもなかったのかもしれません。
そう思ったら、急に涙があふれてきて止まりませんでした。
メールアドレスとありす
2004年1月14日 恋愛今日も塾の自習室に残って勉強してました。
いつも塾が閉まるぎりぎりまで残ってるから、出ていくのは先生たちも帰るころ。
私は自転車を押して駅のほうまで歩く。
さっきまで教えてもらってた先生といっしょに。
道すがら、私は先生に、もし合格したら一番はじめに先生に知らせるねと言いました。
先生は、おれに直接知らせなくたって塾に報告すればいいだろうと言いました。
私は、塾にも言うけど先生には特別に一番はじめに知らせたいから電話番号を教えてと言いました。
先生は照れたような表情で、校長にはおれが生徒に番号教えたなんて内緒だからなと言って、私に携帯の番号とメアドを教えてくれました。
いつも塾が閉まるぎりぎりまで残ってるから、出ていくのは先生たちも帰るころ。
私は自転車を押して駅のほうまで歩く。
さっきまで教えてもらってた先生といっしょに。
道すがら、私は先生に、もし合格したら一番はじめに先生に知らせるねと言いました。
先生は、おれに直接知らせなくたって塾に報告すればいいだろうと言いました。
私は、塾にも言うけど先生には特別に一番はじめに知らせたいから電話番号を教えてと言いました。
先生は照れたような表情で、校長にはおれが生徒に番号教えたなんて内緒だからなと言って、私に携帯の番号とメアドを教えてくれました。
不安定なこころは、受験の緊張感がそうさせているのかな。
ちがうよ、それだけじゃないよ。
私の机の上には今、片目だけが入っただるまがいます。
今はもう片方の目を入れることだけに集中しなきゃいけないはずなのに、私はどうしてこんなにも余計なことで悩んでいるのだろう。
願書に貼るために撮影した証明写真の私は、やっぱり幼かった。
こどもじゃないって言ってみても、私は中学生。
これが現実だった。
ちがうよ、それだけじゃないよ。
私の机の上には今、片目だけが入っただるまがいます。
今はもう片方の目を入れることだけに集中しなきゃいけないはずなのに、私はどうしてこんなにも余計なことで悩んでいるのだろう。
願書に貼るために撮影した証明写真の私は、やっぱり幼かった。
こどもじゃないって言ってみても、私は中学生。
これが現実だった。